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■ 都市集合住宅周辺の緑化


□ 集合住宅周辺の樹木が屋外の温熱環境に与える影響に関する研究

研究の背景と目的
 多くの都市に見られる高密度は,夏期に熱的に土地利用は不快な都市環境を作り出し,この都市環境は集合住宅周辺の屋外の温熱環境にも影響を与えている.そこで都市の温熱環境を改善するための一方策として緑地のクーリング効果の利用が注目されている. 本研究では,
 1)住棟間における樹木があるところとない所の温熱環境に与える蒸散や蒸発の影響を明らかにすること
 2) 樹木の蒸散速度を気孔コンダクタンスモデルにより捉え,シミュレーション結果と実測結果を比較考察すること
を目的とする.



図-1 実測風景 図-2 樹木の蒸散・蒸発の測定


具体的な研究内容と成果
 住棟間の樹木があるところとない所の屋外の温熱環境を夏季に実測し次の結果を得た.
 1) 降雨後,樹木は外気温を緩和する効果がある.
 2)日陰の樹木の蒸発量は日向の蒸発量の1/3-1/2である.
気孔コンダクタンスモデルのパラメータを落葉樹について茎熱収支法で観測した結果を用いて同定した.