研究紹介 >> 1. 建築・地域の省エネルギー >> 熱負荷予測運転


■ 熱負荷予測運転


□ 空調熱負荷予測に基づく水蓄熱式空調システム最適運転法の検討と実測評価

 近年,夜間電力の利用によるCO2削減策の一つとして,蓄熱式空調システムの利用が注目されている.しかし,実際の運用状況を調べると,蓄熱槽を持つ建物のエネルギー消費量が蓄熱槽を持たない建物と比べて予想外に多いという調査報告もある.本研究では,こうした設計性能を満足しない運転を改善するために,熱負荷予測情報を基にした蓄熱式空調システムを運転する新しいアルゴリズムを提案し,シミュレーションによりその効果を示す.本アルゴリズムでは,システム全体の消費電力量等が最小になる冷凍機の出口水温をシミュレーションにより求め,実際の運転に反映する.熱負荷の予測誤差への対応,冷水温度緩和に伴う除湿能力の低下の問題,昼間追掛運転を含む最適化などに関する検討も行い,実システムに適用可能な運転手法としての完成を目指す.さらに,本手法を実建物に適用し,実測データに基づく省エネルギー効果の検証を行う.



図-1 対象建物


図-2 最適運転のイメージ


図-3 対象システムの系統図